おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.16-18
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。
国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。
ぜひお手に取ってご覧ください。
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ぜひお手に取ってご覧ください。
著者: 近藤亜樹 / Aki Kondo
出版: T&M Projects+ShugoArts
作家である近藤亜樹さんはこんなことを言ってます。
「ここにあるしあわせ」は「ただそこにあるというしあわせ」。 この世にカタチがなくても、何かが存在している、そして存在したという痕跡が私達の側には沢山あるのです。目には見えない記憶をたどって描き、描くことでまた記憶にたどりつく。 それらの全てがここにあるしあわせです。
常に不安と隣り合わせのウィズコロナの時代だからこそ、決して海外へ旅行に行くことや友達と集まって騒ぐことだけが私たちの「しあわせ」ではなく、日常生活に当たり前と化している小さな出来事やモノからでも充分な「しあわせ」を感じることが出来るというメッセージを受けました。
近藤亜樹さんの数々の作品の特徴である、絵具の光沢や盛り上がり、たっぷりとした筆の流れ、重なり合う色彩などを実際に目で見て楽しみたい方は是非、汐留にあるパークホテル東京へ足を運んでみてください。直接、客室の壁にアーティストの方々が作品を描いたアーティストルームがあり、その中の1室を近藤亜樹さんに手がけていただきました。近藤亜樹さんの世界観が詰まった「おたふく」ルームに癒されてください。
この作品集は、今生きることを力強く肯定する作品を描き続ける近藤亜樹さんを応援したくなる一冊です。
著者:高田賢三、増井和子 / Kenzo Takada, Kazuko Masui
出版: Acc Art Books
1965年に渡仏。パリのギャルリ・ヴィヴィエンヌで「ジャングル・ジャップ」(現:ケンゾー)を開業し成功を収め、日本人デザイナーの世界進出の道を開いた、まさにパイオニアである高田賢三氏。世界的ファッションデザイナーの彼が遺した手描きのファッションデザイン画を300点以上収録した完全保存版の1冊。終盤には、母親に宛てた手紙が公開されており、故郷で暮らす家族への愛情や日本を懐かしむ気持ちが書かれていて、共感できる方も沢山いるのではないでしょうか。館内の書籍の中でも存在感があるショッキングピンクのブックカバーを是非開いてみてください。KENZOの世界観をビジュアルでお楽しみいただける作品です。
著者:甲斐 みのり / Minori Kai
出版:株式会社エクスナレッジ / X-Knowledge
「おいしいものが食べられる」をキーワードに、都内の様々な名建築を紹介してくれる一冊。
この本ではホテルや百貨店、美術館、ビアホールなど誰しも一度は利用したことがあるような身近な建物と、その建物にまつわるエピソードが紹介されています。建築と聞くと難しそうに感じる方もいるかと思いますが、専門的な用語ではなく分かりやすい言葉で書かれているので、あまり建築について詳しくない方にも楽しんで読んでいただけると思います。建物のことだけでなく、食事についての情報も充実しているのでお食事に出かけるのが好きな方にもおすすめです。建物の細かな細工の意味を知ればお食事の時間がより充実したものになるでしょう。
きれいな建物や趣のある空間が好き、または建築に興味を持ち始めたばかりという方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
芝パークホテルならではのおもてなしの心や培ってきた歴史を、書籍を通して感じて頂けるセレクション。
江戸から東京、そして現代のTOKYOへと紡がれてきた「芝」。大切なものが時代とともに紡がれていく。時が流れても色褪せることのない、そんな本棚をご用意いたしました。