おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.19-21
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。
国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。
ぜひお手に取ってご覧ください。
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監修:茂木 貞純 / Supervised by Sadasumi Motegi
出版社:二見書房 / Futami Shobo Publishing
多くの神社には様々な動物の像があります。狛犬、獅子、キツネやサルなど、皆さまに馴染みのある神社にどんな動物がいるか想像できるかも知れません。神に仕えるものであると考えられている動物たちは神使と言われています。動物の像が神社に置かれているのは、そもそも日本の神々が姿を人前に現わさないからであり、神にゆかりのある動物たちが代理として神の意志を人々に伝えると考えられたからだそうです。この本はイラストや写真があり、解説も分かりやすく神社に詳しくない人にも非常に読みやすくなっています。陸の生き物、水辺の生き物、空の生き物とたくさんの神使(動物)がいますが、その中にムカデやタコ、カニなどのユニークな神使がいることがご存じでしたでしょうか。動物たちがどのように神社と関わりがあるのか、読み進めるごとに新しい発見もあったので今回のお勧め書籍として選びました。まずはご近所の神社へ足を運んでみて何の生き物が神使なのか改めて見つけてみてはいかがでしょうか。
著者:村上春樹 / Haruki Murakami
出版社: 講談社 / Kodansha Ltd.
世界でも名の知れた小説家の村上春樹氏。彼の作品は長編作品が多く、比喩表現や世界観が難しい印象が大きくありました。そのため、ずっと手に取ることが出来ず、今回が初めての挑戦となりました。ベストセラーの「ノルウェイの森」や「1Q84」を読むのではなく、初心者の私には入門という意味で、こちらの作品を選書して良かったと思います。「僕は多くの人々から様々な話を聞き、それを文章にした」とあるように、事実と小説が組み合わさって、それがまた面白い。本当に事実なのかと半信半疑になりながらも、登場人物の気持ちが分かるような、そんな作品です。8つの短編で構成され、テンポ良く読めます。
著者:野瀬 奈津子 / Natsuko Nose
絵:千海 博美 / Hiromi Chikai
発行:玄光社 / Genkosha
私たちが生活のなかで目にする様々な形の模様。この本ではその模様の由来や込められた意味などを紹介しています。一見すると日本らしいと感じる模様でも実は外国で発祥しているものがあることや、ただの線が描かれているだけだと思うような模様にも様々な思いや願いが込められているものがあることなど、多くの発見がこの本の中には詰まっています。模様の解説も簡潔で分かりやすく書かれています。サクサクと読み進めることができ、気軽に読めるのも魅力です。
また、千海 博美さんの描く模様はどれもポップで色鮮やかに描かれているので見るだけでも楽しめます。ページをパラパラとめくり、気になった模様をより楽しむために解説を読むといった楽しみ方もおすすめです。
芝パークホテルならではのおもてなしの心や培ってきた歴史を、書籍を通して感じて頂けるセレクション。
江戸から東京、そして現代のTOKYOへと紡がれてきた「芝」。大切なものが時代とともに紡がれていく。時が流れても色褪せることのない、そんな本棚をご用意いたしました。