おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.42-44
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
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発行:求龍堂
印象派のモネ、フォーヴィスムのマティス。近代を代表する画家の図録が1冊に収められているという点で、とても価値があります。この書籍は2020年にポーラ美術館で開催された展覧会『モネとマティス もうひとつの楽園(Monet and Matisse:Visions of the Ideal)』の公式図録として発行されました。当時の展示作品の紹介と共に、有識者の検証が掲載されています。私が面白いと思ったのは、モネの庭やマティスが制作活動のために滞在した土地の平面図です。これを見ると、より深く画家たちに思いを馳せる事が出来そうです。2023年8月まで開催されていたマティス展に続き、10月にはモネの展覧会も都内で開催されます。
監修:佐藤 智子(ミュシャ財団キュレーター)
発行:日本テレビ放送網 ©2019
アルフォンス・ミュシャは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に活躍した画家で、多くのポスターや装飾パネルを手がけました。ミュシャ没後80年以上となりますが、現在も世界中で高い人気を集めています。こちらの書籍は、2019年に開催された展覧会「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ― 線の魔術」で発売されたカタログです。ミュシャの作品の特徴である花や植物のモチーフはとても美しく、ファンタジーのような世界が広がっています。彼の作品から影響を受けた国内外のアーティストや漫画家の作品も載せられており、ミュシャの作品との共通点を探しながら楽しめます。
著:エラ・フランシス・サンダース
訳:前田 まゆみ
発行:創元社
世界には、その国の文化や風土が反映された、他言語へ翻訳すると一言では表現することのできない言葉があります。この本では言葉に合わせ、言葉をイメージしたイラストが描かれており、まるで絵本のような単語集になっています。その国の風景を彷彿とさせる言葉が紹介されていますが、中にはどのような時に使うのだろうと疑問に思ってしまう様な言葉も収められています。日本語からはわびさびや木漏れ日など日本人でも説明の難しい言葉のほかに、積読というなぜこの言葉を作者が知ったのかと思うような言葉も収められています。様々な気持ちやしぐさ状況を表す言葉を収めたこの本をぜひお楽しみください。
芝パークホテルならではのおもてなしの心や培ってきた歴史を、書籍を通して感じて頂けるセレクション。
江戸から東京、そして現代のTOKYOへと紡がれてきた「芝」。大切なものが時代とともに紡がれていく。時が流れても色褪せることのない、そんな本棚をご用意いたしました。