おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.45-47
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
著:永井 良和 / 高野 光平
発行:グラフィック社
この書籍には今では無い、あるいは失われつつある121の仕事が紹介されています。当時は必要不可欠とされていた仕事でも、世の中が便利になり、時代に合わないサービス・機械・場所は消えてしまうのだと気づかされます。筆者の実体験も盛り込まれているので、当時の生活や文化も知る事が出来ます。懐かしいと思ったのは“ひよこ売り”。子供の頃、縁日に行くと羽が赤や緑に染まったひよこが売られていた記憶が甦りました。ひよこは成長すると元の羽色に戻ったので、染色されていたのは売るための演出だったのだと後に気づきました。動物愛護の観点から、今では考えられない商売です。他にも様々な仕事が分かりやすく、コンパクトに紹介されています。読む方がそれぞれ、懐かしく感じ、想像もつかない仕事を知るきっかけになるでしょう。
著:ヴァージル・アブロー
発行:タッシェン
私の一番好きなスポーツブランドはナイキです。特に、トレーニング時はナイキ以外のブランドはほとんど着用しないというぐらいナイキ愛好家です。ナイキはクールだけれども、可愛さもある。そして、身に付ければ、とにかくキマる!
2017年、ナイキとファッションデザイナーのヴァージル・アブロー(1980-2021)は、「The Ten」というプロジェクトでコラボレーションし、ナイキの象徴的なエア・ジョーダン1やエア・マックス90、エア・フォース1など10種類のスニーカーを再構築させました。本書は試作品の記録や、ナイキとヴァージル・アブローのテキストメッセージの内容が収録されています。どなたでも見ているだけで楽しめると思いますが、特にスニーカー好きの方や私のようにナイキが好きな方におすすめです。
編集:沢田 眉香子
イラスト:川村 淳平
訳:リース 恵実
発行:淡交社
日本の食文化を英語で紹介している本書。寿司や天ぷらといった王道トピックスに加えて、ダシの素材、酒、包丁や器などを日本人でも知らない日本食の魅力がイラストと共に紹介されています。
日本の食事作法についての解説もあるので、いまさら聞けない日常の疑問が解決するかもしれません。
解説もとても面白く、お弁当についての解説のタイトルが「思わずときめく、おかずの収納センス」なのには笑ってしまいました。どの解説も面白いので誰かと共に話しながら読みたくなりました。
日本語と英語で描かれているので興味のある方は日本のごはんを英語で学ぶのも楽しいかと思います。
見ているだけでおなかがすいてきてしまうこの本をぜひ楽しんでみてください。
芝パークホテルならではのおもてなしの心や培ってきた歴史を、書籍を通して感じて頂けるセレクション。
江戸から東京、そして現代のTOKYOへと紡がれてきた「芝」。大切なものが時代とともに紡がれていく。時が流れても色褪せることのない、そんな本棚をご用意いたしました。