おもてなしコンシェルジュおすすめ書籍 Vol.52-53
芝パークホテルのお客様は、ライブラリーラウンジをどなた様もご利用いただけます。国内外の書籍の中から、おもてなしコンシェルジュがお勧めの本をご紹介いたします。ぜひお手に取ってご覧ください。
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著:井上 奈奈
発行:株式会社キーステージ21
枝や木の葉のイラストで細々と表現された本のタイトル、繊細なタッチで描かれたぞうのイラスト。とても綺麗で悲しげなぞうの瞳が印象的。ページをめくる前から心を締め付けられるような感覚になります。
この絵本は、“むかし、「ぞう」という動物がいました”という一文から始まります。冒頭から過去の生き物として紹介されている事から、何か私たちへのメッセージであると理解できます。絶望の淵にいる1匹のぞうにとって、乗り込んだ船も、自分の牙も、どうしようもなく諦めの境地にあるもの。ぞうと旅を共にするりんごは一見寄り添っているようで、毒りんごのようにも思えます。本編わずか29ページの絵本ですが、地球最大の動物・ゾウの未来に警鐘を鳴らす重みのある1冊。トラ・ゾウ保護基金に関する紹介ページを見たあと、もう一度この絵本を読んでみる事をお勧めします。
編集:インプレス編集部
発行:株式会社インプレス
15作の海外名作映画のなかに登場する美しい風景の数々を映画のストーリーや実際に撮影されたシーンと共に紹介しています。絵に描いたような風景が見開きいっぱいに広がり、ページをめくる度にトキメキが起こる本です。また、自然のパワーや、人、機械類の技術を感じられる部分があるでしょう。本書の楽しみ方として提案されていることが1つあります。お手持ちのスマートフォンやタブレットでQRコードを読み込めば、Google Mapsを使用したバーチャル旅行を楽しむことができるようになっているのです。いつかパリを訪れ、映画「アメリ」の舞台となったカフェ デ ドゥー ムーランでクレームブリュレを食べてみたいなぁ…と感じました。